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素人手品の3原則とは

「サーストンの3原則」

1.タネ明かしをしない
2.同じ手品をその場で2度繰り返さない
3.現象をあらかじめ説明してはならない

かつては、全国のデパートなどで手品用品を買えば、必ずこの3原則が注意書きとして添付されていたそうです。

これは「サーストンの3原則」と言われるもので、日本の手品界において、素人手品に必須の心得と言われてきたようです。

サーストンとは20世紀初頭、アメリカで活躍した高名なマジシャンですが、実際にサーストンが示した原則かどうかは疑問の余地があるそうです。

アメリカでは、この3原則は特に広まっていないようですが、日本においては手品師であれば耳にしたことがない人はいない、という程有名な原則だそうです。
また、これらが「素人」手品の3原則と言われているのは、これらの3原則は、観客の「満足」と「飽き」の瞬間が同時点であるからだとも言われています。
観客は、タネを知りたい為に何度も観たいと思うでしょうが、知って満足した瞬間に飽きてしまうものだそうです。

プロの手品師の中には、この3原則から外れたとしても、観客に驚きと不思議さを提供できる演出や技術をもつ人もいるようです。

例えば、「今からここからあちらへ移動します」とあらかじめ説明しておいても、それでもタネが分からない技術を持った手品師ならば更なる驚きを提供できるでしょう。
また、このあらかじめ説明して手品を見せる手法は、テレビ演出に向いているようで、テレビ出演の多い手品師が多用している手法だそうです。